モンテプルチアーノ;古くから続くブドウ畑の地
ヴィノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノはイタリアでもっとも古いワインの一つであり、周囲には多くのエトルリア人の遺跡が点在し、それらは紀元前5世紀から続くブドウ栽培のなによりの証拠です。エマヌエーレ・レペッティが789年に記した文書の中には、”聖職者アルニペルトはアミアータ地域:ランチニアーノにあるサン・シルヴェストロ教会にポリチアーノ城内のブドウ畑を贈った”とあります。また同じくエマヌエーレ・レペッティによって引用された1350年10月17日に書かれた文書の中には、モンテプルチアーノ地区で作られたワインの輸出に関する法制定の記述もあります。
そして最後に、1685年にフランチェスコ・レディの詩、バッコ・イン・トスカーナの中での称賛(モンテプルチアーノの1つ1つワインが王だ!)に加え、フェデリコ・ヴァテラーニ伯爵にあてた頌歌のなかでもこの地域のワインについて大いなる賛辞を贈っています。
モンテプルチアーノで生産されたワインはその後も評価され続け1966年7月12日に(イタリア)共和国大統領令によりD.O.Cを得、そして1980年にDOCGに認められ認証帯とともに市場に出た初めてのワインとなりました。